第4回解説【問4】【正解】4 45% 【国U平成14 年度】 206_5*’【問】A,B の2 人が52 枚のカードを使ってゲームをした。A,B が52 枚のカードから交 互に1 枚以上,5 枚以下のカードを取っていき,最後のカードを取った者を勝ちとした。 A が先手のとき,次のようにすることによって,A は必ず勝つことができる。 A は52 枚のカードのうちから,まず ア 枚を取らなければならない。次に,B が たとえば3 枚取ったら,A は イ 枚を,さらにB がたとえば4 枚取ったら,A は ウ 枚取らなければならない。このように,B の取った枚数に応じて,A が適切な枚数を取 っていく。 【解説】 52枚は多いので,単純化して考え,規則を見つけ拡張する。 1枚から5枚の間の枚数を取るのだから,自分の番の時,1枚から5枚の間の枚数であれば勝ちとなる。 相手の順番のとき,6枚であれば,1枚から5枚のどれかを取るのであるから,次は自分の番で必ず勝ちとなる。7枚であれば,相手が1枚だけ取り,自分が6枚になり負けることとなる。 すなわち,相手が何枚とってもよいように,相手の番の時6枚残せば勝つことが分かる。 11枚であれば,5枚取り6枚残す。12枚であれば,負けることになるから,自分のとき12枚にならないようにすればよい。すなわち,相手のとき12枚になるようにすればよい。 同じように考えると,6の倍数を相手に残せばよいことが分かる。 52枚のとき,自分の番であれば,6の倍数である48枚残すように,4枚取ればよい。 次に相手が3枚取れば,45枚だから6の倍数である42枚とするため,3枚取ればよい。 更に,相手が4枚取れば2枚取ることにより,36枚となり,6の倍数が残る。 言い換えれば,最初に6の倍数枚残せば,以後は,相手と自分の取る合計枚数が6になるようにすれば,最後に自分が全部取ることができる。 <テキストの8枚を6枚に変更> |