| 大問５ 商標 |
次の発言は，Ｘ社の知的財産部の部員が，商標権の登録等に関して従業員に説明しているものである。（１）〜（３）に入る最も適切な語句を【語群VII】の中から選びなさい。 「商標登録出願について，（１）の謄本が送達された日から，所定期間内に登録料を納付することにより設定登録され，商標権が発生します。また，登録料は，（２）年毎に分割して納付することもできます。更に，他の知的財産権と異なり，商標権者は申請により存続期間を更新することができ，その更新手続をすることにより，（３）商標権を存続させることも可能です。また，更新の申請のときに，登録商標を使用していることが要件とされません。」 【語群VII】
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| 解答欄 | （１） | ||||||||||
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正解 （１）登録査定 （２）５ （３）半永久的に 「商標登録出願について，（１）登録査定の謄本が送達された日から，所定期間内に登録料を納付することにより設定登録され，商標権が発生します。また，登録料は，（２）5年毎に分割して納付することもできます。更に，他の知的財産権と異なり，商標権者は申請により存続期間を更新することができ，その更新手続をすることにより，（３）半永久的に商標権を存続させることも可能です。また，更新の申請のときに，登録商標を使用していることが要件とされません。」 【解説】 商標制度は，使用による信用の蓄積が大事であることから，権利期間を10年ごとに更新できるようにして，半永久的に使用可能である。登録料は5年ごとの分割納付制度も設けられている。
《商標法》
（存続期間） 第十九条 商標権の存続期間は，設定の登録の日から十年をもつて終了する。 ２ 商標権の存続期間は，商標権者の更新登録の申請により更新することができる。 ３ 商標権の存続期間を更新した旨の登録があつたときは，存続期間は，その満了の時に更新されるものとする。 （登録料の分割納付） 第四十一条の二 商標権の設定の登録を受ける者は，第四十条第一項の規定にかかわらず，登録料を分割して納付することができる。この場合においては，商標登録をすべき旨の査定又は審決の謄本の送達があつた日から三十日以内に，一件ごとに，一万六千四百円に区分の数を乗じて得た額を納付するとともに，商標権の存続期間の満了前五年までに，一件ごとに，一万六千四百円に区分の数を乗じて得た額を納付しなければならない。 ７ 商標権の存続期間の更新登録の申請をする者は，第四十条第二項の規定にかかわらず，登録料を分割して納付することができる。この場合においては，更新登録の申請と同時に，一件ごとに，二万二千六百円に区分の数を乗じて得た額を納付するとともに，商標権の存続期間の満了前五年までに，一件ごとに，二万二千六百円に区分の数を乗じて得た額を納付しなければならない。 |