No.663 商標法 【問】 指定商品を非類似の商品へ変更する補正は要旨の変更に該当するが,指定商品を類似する商品へ変更する補正は,要旨の変更に該当しない。 【解説】 【×】 指定商品を変更することは,指定商品が権利そのものであり,新たな商品に権利が及ぶこととなると,第三者に不測の損害と与えることになりかねず,出願当初に記載のない指定商品への変更は,権利範囲の本質的な変更であり,要旨変更に該当する。 (補正の却下) 第十六条の二 願書に記載した指定商品若しくは指定役務又は商標登録を受けようとする商標についてした補正がこれらの要旨を変更するものであるときは,審査官は,決定をもつてその補正を却下しなければならない。 2 前項の規定による却下の決定は,文書をもつて行い,かつ,理由を付さなければならない。 |