| 問４ 不競 |
ア〜ウを比較して，不正競争防止法に規定されている不正競争行為として，最も不適切と考えられるものはどれか。 |
| 選択肢 | ア 競争関係にない他人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知する行為 |
| イ 他人の商品の形態を模倣した商品を販売する行為 | |
| ウ 商品の品質を誤認させるような表示をする行為 | |
|
正解 ア （リンクは別ウインドウ：表示されるタブを移動しておくと便利です） ア：【×】競争関係が要件 ⇒Q1259 イ：【○】形態模倣は不正 ⇒1689 ウ：【○】品質誤認させる表示は不可 ⇒2488 【解説】 ア：正当な競争を阻害する行為である，競業者に不利益をもたらす情報を流すことは，不正競争行為として規定している。 イ：新規な商品を開発するにはそれなりの資金を投入しており，投下した資金を回収するに必用な期間として，３年間を保護期間とし，この期間経過後の形態を模倣した商品の譲渡は不正競争に当たらない。 ウ：表示を信用して商品は流通するものであり，誤認させるような表示により利益を得ることは，正当な競争とは言えず，不正競争に該当する。
《不正競争防止法》
（定義） 第二条 この法律において「不正競争」とは，次に掲げるものをいう。 十五 競争関係にある他人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知し，又は流布する行為 三 他人の商品の形態（当該商品の機能を確保するために不可欠な形態を除く。）を模倣した商品を譲渡し，貸し渡し，譲渡若しくは貸渡しのために展示し，輸出し，又は輸入する行為 十四 商品若しくは役務若しくはその広告若しくは取引に用いる書類若しくは通信にその商品の原産地，品質，内容，製造方法，用途若しくは数量若しくはその役務の質，内容，用途若しくは数量について誤認させるような表示をし，又はその表示をした商品を譲渡し，引き渡し，譲渡若しくは引渡しのために展示し，輸出し，輸入し，若しくは電気通信回線を通じて提供し，若しくはその表示をして役務を提供する行為 |