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No.1551 特許法
【問】
  職務発明について,その発明をした従業者等が特許を取得した場合,使用者等は法定通常実施権を取得する。

【○】【解説】 
  職務発明とは,従業員が職務上する発明であり,使用者も従業員の発明完成に施設や人的支援により貢献しており,あらかじめ特許を受ける権利を承継する契約をすることができるが,契約をせずに従業員が特許を取得した場合は,使用者等は無償の通常実施権を得る。
参考 Q805
 
(職務発明) 第三十五条
 使用者,法人,国又は地方公共団体(以下「使用者等」という。)は,従業者,法人の役員,国家公務員又は地方公務員(以下「従業者等」という。)がその性質上当該使用者等の業務範囲に属し,かつ,その発明をするに至つた行為がその使用者等における従業者等の現在又は過去の職務に属する発明(以下「職務発明」という。)について特許を受けたとき,又は職務発明について特許を受ける権利を承継した者がその発明について特許を受けたときは,その特許権について通常実施権を有する
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H30.5.12/R2.6.3