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No.1582 独占禁止法
【問】
  会社の役員が他社の役員を兼任することについて,独占禁止法上,禁止される場合がある。

【解説】 【○】
 役員は,通常企業の方針を価格等も含め決定できる権限を有することもあることから,他社の役員を兼ねることにより,実質的に競争を制限することになる場合は,禁止される。
  参考 Q501

  (役員兼任の制限)
第十三条
 会社の役員又は従業員(継続して会社の業務に従事する者であつて,役員以外の者をいう。以下この条において同じ。)は,他の会社の役員の地位を兼ねることにより一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合には,当該役員の地位を兼ねてはならない
(2) 会社は,不公正な取引方法により,自己と国内において競争関係にある他の会社に対し,自己の役員がその会社の役員若しくは従業員の地位を兼ね,又は自己の従業員がその会社の役員の地位を兼ねることを認めるべきことを強制してはならない。

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H30.5.26