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No.2192 関税法
【問】 中級
  不正競争防止法に定める他人の営業秘密の不正使用行為により生じた物が日本に輸入されようとするとき,税関長は,輸入しようとする者に対して積戻しを命じなくてはならない。  

【解説】  【×】 
  知的財産を侵害する物品は,日本の法律に違反するものであり,国内に持ち込むことはできないから,税関長は輸入者に対しその貨物を輸出国へ積み戻すか廃棄することを命ずることができるが,強行規定ではない。
  参考: Q1507

(輸入してはならない貨物)
第六十九条の十一  次に掲げる貨物は,輸入してはならない。
 不正競争防止法第二条第一項第一号 から第三号 まで又は第十号 から第十二号 まで(定義)に掲げる行為(これらの号に掲げる不正競争の区分に応じて同法第十九条第一項第一号 から第五号 まで,第七号又は第八号(適用除外等)に定める行為を除く。)を組成する物品
2  税関長は,前項第一号から第六号まで,第九号又は第十号に掲げる貨物で輸入されようとするものを没収して廃棄し,又は当該貨物を輸入しようとする者にその積戻しを命ずることができる。  
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H31.3.21