No.881 意匠法 【問】 意匠登録出願前に外国において公然知られた形状と模様の結合に基づいて,いわゆる当業者が容易に創作できた意匠,は意匠登録を受けることができる意匠に該当する。 【解説】 【×】 我が国意匠制度は,世界公知制度を採用しており,意匠登録出願前に国内だけでなく,外国において頒布された刊行物に記載された意匠についても登録を受けることができないだけでなく,その公知となった意匠に基づいて当業者が容易に創作できたときも意匠登録を受けることができない。 (意匠登録の要件) 第三条 工業上利用することができる意匠の創作をした者は,次に掲げる意匠を除き,その意匠について意匠登録を受けることができる。 一 意匠登録出願前に日本国内又は外国において公然知られた意匠 二 意匠登録出願前に日本国内又は外国において,頒布された刊行物に記載された意匠又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となつた意匠 三 前二号に掲げる意匠に類似する意匠 2 意匠登録出願前にその意匠の属する分野における通常の知識を有する者が日本国内又は外国において公然知られた形状,模様若しくは色彩又はこれらの結合に基づいて容易に意匠の創作をすることができたときは,その意匠(前項各号に掲げるものを除く。)については,前項の規定にかかわらず,意匠登録を受けることができない。 |
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