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No.891  特許法
【問】
  特許発明が物の発明である場合,その模倣品を譲渡する行為には特許権の効力は及ばない。

【解説】 【×】 
  物の発明の模倣品である権利侵害品を譲渡することは,権利者の利益を損なうものであり,正に特許権侵害である。

(定義)  第二条
 この法律で発明について「実施」とは,次に掲げる行為をいう。 一  物(プログラム等を含む。以下同じ。)の発明にあつては,その物の生産,使用,譲渡等(譲渡及び貸渡しをいい,その物がプログラム等である場合には,電気通信回線を通じた提供を含む。以下同じ。),輸出若しくは輸入又は譲渡等の申出(譲渡等のための展示を含む。以下同じ。)をする行為
(特許権の効力)
第六十八条
 特許権者は,業として特許発明の実施をする権利を専有する。ただし,その特許権について専用実施権を設定したときは,専用実施権者がその特許発明の実施をする権利を専有する範囲については,この限りでない。
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