| 問７ 条約 |
ア〜ウを比較して，特許協力条約（ＰＣＴ）に基づく国際出願における国際調査に関して，最も不適切と考えられるものはどれか。 |
| 選択肢 | ア 国際調査は，出願人が所定の期間内に国際調査機関に対して国際調査の請求を行うことにより開始される。 |
| イ 国際調査は，明細書及び図面に妥当な考慮を払った上で，請求の範囲に基づいて行われる。 | |
| ウ 各国際出願は，国際調査の対象とされる。 | |
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正解 ア （リンクは別ウインドウ：表示されるタブを移動しておくと便利です） ア：【×】全ての出願が国際調査の対象 ⇒Q1756 イ：【○】特許請求の範囲の記載が基準 ⇒3082 ウ：【○】全出願が国際調査の対象 ⇒3082 【解説】 ア：国際出願は，指定国のサーチ負担軽減のため，全ての国際出願について国際調査が行われるから，出願人が請求する必要はない。 イ：国際調査は，国際調査機関が関連のある先行技術文献を発見することを目的に行われ，出願人は，国際調査報告書（ＩＳＲ）を参考に，各国で権利取得行為を進めるか否かの判断をする。 ウ：国際出願が受理官庁において受理されると，全出願を対象に国際調査機関において国際調査が行われる。
《特許協力条約》
第15条 国際調査 (1) 各国際出願は，国際調査の対象とする。 (2) 国際調査は，関連のある先行技術を発見することを目的とする。 (3) 国際調査は，明細書及び図面に妥当な考慮を払つた上で，請求の範囲に基づいて行う。 (4) 次条に規定する国際調査機関は，可能な限り多くの関連のある先行技術を発見するよう努めるものとし，いかなる場合にも，規則に定める資料を調査する。 |