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No.1127  著作権法
【問】
  共同著作物の場合には,共有者全員の合意がなければ著作物の利用を許諾することができない。

【解説】 【○】 
  共同著作物の利用許諾は,だれに許諾するかにより利益が異なることから,他の共有者の同意を必要とする。
  ライバル企業である大企業に同意なく許諾されると利益を上げることは不可能となるおそれがある。

(共有著作権の行使)
第六十五条
 共同著作物の著作権その他共有に係る著作権(以下この条において「共有著作権」という。)については,各共有者は,他の共有者の同意を得なければ,その持分を譲渡し,又は質権の目的とすることができない。
2  共有著作権は,その共有者全員の合意によらなければ,行使することができない。
3  前二項の場合において,各共有者は,正当な理由がない限り,第一項の同意を拒み,又は前項の合意の成立を妨げることができない。

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H29.10.14/R4.7.19