問と解説: 前回 次回  【戻る】  【ホーム】 
No.1726 商標法
【問】 初級
  文字,図形,記号,立体的形状若しくは色彩又はこれらの結合,音その他政令で定めるものであって,新規性を有するもののみが,商標登録の対象になる。

【解説】 【×】
   商標登録には新規性は要求されず,登録の要件を満たせば,対象となる標章で他人が出願しているか又は登録されているか否か等で判断され,新規であることは要件ではない。       
参考 Q16

(商標登録の要件)
第三条
 自己の業務に係る商品又は役務について使用をする商標については,次に掲げる商標を除き,商標登録を受けることができる。
一  その商品又は役務の普通名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標
二  その商品又は役務について慣用されている商標
三  その商品の産地,販売地,品質,原材料,効能,用途,形状(包装の形状を含む。第二十六条第一項第二号及び第三号において同じ。),生産若しくは使用の方法若しくは時期その他の特徴,数量若しくは価格又はその役務の提供の場所,質,提供の用に供する物,効能,用途,態様,提供の方法若しくは時期その他の特徴,数量若しくは価格を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標
四  ありふれた氏又は名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標
五  極めて簡単で,かつ,ありふれた標章のみからなる商標
六  前各号に掲げるもののほか,需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができない商標
2  前項第三号から第五号までに該当する商標であつても,使用をされた結果需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができるものについては,同項の規定にかかわらず,商標登録を受けることができる。

(商標登録を受けることができない商標)
第四条
 次に掲げる商標については,前条の規定にかかわらず,商標登録を受けることができない。
十  他人の業務に係る商品若しくは役務を表示するものとして需要者の間に広く認識されている商標又はこれに類似する商標であつて,その商品若しくは役務又はこれらに類似する商品若しくは役務について使用をするもの

【戻る】   【ホーム】
H30.7.29