【解説】
No.144 前回 次回 著作権法:保護期間 2級 【問】 レコード製作者の著作隣接権の存続期間は,レコードの発行が行われた日の属する年の翌年から起算して50年を経過した時をもって満了する。 【解説】 【○】27_3 著作隣接権は著作権と異なり,著作物の伝達に関する権利であることから,原則,伝達の開始から50年で終了するが,レコードは音を最初に固定した時が開始日であり,満了するのは原則どおりである。計算の仕方は著作権と同様,翌年からである。 (実演,レコード,放送又は有線放送の保護期間) 第百一条 著作隣接権の存続期間は,次に掲げる時に始まる。 一 実演に関しては,その実演を行つた時 二 レコードに関しては,その音を最初に固定した時 三 放送に関しては,その放送を行つた時 四 有線放送に関しては,その有線放送を行つた時 2 著作隣接権の存続期間は,次に掲げる時をもつて満了する。 一 実演に関しては,その実演が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した時 二 レコードに関しては,その発行が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年(その音が最初に固定された日の属する年の翌年から起算して五十年を経過する時までの間に発行されなかつたときは,その音が最初に固定された日の属する年の翌年から起算して五十年)を経過した時 三 放送に関しては,その放送が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した時 四 有線放送に関しては,その有線放送が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した時 |