【解説】  No.181   前回 次回
 著作権法:映画 2級

【問】  外国映画に後から付された日本語字幕の著作権は,当該映画の著作物の著作権が保護期間の満了により消滅したときは,同じく消滅したものとされる。  

【解説】 【×】27_42 
 映画が完成した時点におけるその映画に利用されたものの著作権,音楽や背景など,は映画の保護期間の満了により消滅するが,字幕は映画完成後に付けられるもので,映画とは別の独立した権利である。  

(映画の著作物の保護期間) 第五十四条
 映画の著作物の著作権は,その著作物の公表後七十年(その著作物がその創作後七十年以内に公表されなかつたときは,その創作後七十年)を経過するまでの間,存続する。
2  映画の著作物の著作権がその存続期間の満了により消滅したときは,当該映画の著作物の利用に関するその原著作物の著作権は,当該映画の著作物の著作権とともに消滅したものとする。
 
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