No.4162 特許法 【問】 3_P16_2 審判官は,特許法第67条第4項に規定する特許権の存続期間の延長登録の出願(いわゆる医薬品等の延長登録出願)に係る事件について,その特許権に係る特許出願の審査において,その査定に審査官として関与したときは,その職務の執行から除斥される。 【解説】 【×】 特許権の存続期間の延長登録の出願と,特許権に係る特許出願の審査とは別の出願であり,延長登録の出願に係る審判事件を担当しても,不服を申し立てられた査定に審査官として関与したとはならず,前審関与とはならない。 参考 Q3327 (審判官の除斥) 第百三十九条 審判官は,次の各号のいずれかに該当するときは,その職務の執行から除斥される。 一 審判官又はその配偶者若しくは配偶者であつた者が事件の当事者,参加人若しくは特許異議申立人であるとき,又はあつたとき。 二 審判官が事件の当事者,参加人若しくは特許異議申立人の四親等内の血族,三親等内の姻族若しくは同居の親族であるとき,又はあつたとき。 三 審判官が事件の当事者,参加人又は特許異議申立人の後見人,後見監督人,保佐人,保佐監督人,補助人又は補助監督人であるとき。 四 審判官が事件について証人又は鑑定人となつたとき。 五 審判官が事件について当事者,参加人若しくは特許異議申立人の代理人であるとき,又はあつたとき。 六 審判官が事件について不服を申し立てられた査定に審査官として関与したとき。 七 審判官が事件について直接の利害関係を有するとき。 |
R4.1.13