No.693 独占禁止法 【問】 特許権についての実施権の許諾期間の終了日を許諾対象の特許権の満了日よりも前に設定することは,独占禁止法に違反する。 【解説】 【×】 特許権は,契約に際し,内容,場所,期間を特許権者が自由に決めることができるものであり,権利期間内であれば,契約期間を決めることは,特許権の正当な行使である。逆を言えば,権利期間が終了した後までの契約を要求することは独占禁止法違反となる。 第六章 適用除外 第二十一条 この法律の規定は,著作権法 ,特許法 ,実用新案法 ,意匠法 又は商標法 による権利の行使と認められる行為にはこれを適用しない。 |