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第40回 (2021/11/7実施)3級実技   3級学科へ
問21
特許
X社はクルーズ船Aについて意匠権を有している。X社の営業部の部員甲は,知的財産部の部員乙に,クルーズ船Aと同一のデザインのクルーズ船のおもちゃBをY社が販売していることについて相談をした。ア〜ウを比較して,甲と乙の会話として,最も不適切と考えられるものはどれか。なお,「クルーズ船」と「クルーズ船のおもちゃ」は非類似物品とする。
選択肢 ア 甲 「意匠権の効力範囲とはどのような範囲ですか。」
乙 「登録意匠に係る物品と同一又は類似の範囲で,かつ,その形態と同一又は類似の範囲をいいます。」
イ 甲 「意匠法上,一般に意匠権に基づいてどのような権利行使ができますか。」
乙 「意匠権の効力範囲における第三者の業としての実施に対して,差止請求や損害賠償請求ができます。」
ウ 甲 「おもちゃBに対し,クルーズ船Aに係る意匠権に基づいて権利行使できますか。」
乙 「おもちゃBのデザインは,クルーズ船Aに係る登録意匠のデザインと同一です。そのため,デザインを保護するという意匠法の趣旨から,意匠権を行使できます。」



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R4.2.23