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No.2280 商標法
【問】 中級
  自己の氏名を普通に用いられる方法で表示する場合,商標権の侵害となる場合はない。  

【解説】  【×】 
   他人が自己の氏名について商標権を取得していても,自己の名前を普通に業として使用する場合は,権利侵害とならないが,名声に便乗するなど不正の目的であれば,商標権侵害となる。
参考: Q2143

(商標権の効力が及ばない範囲)
第二十六条 商標権の効力は,次に掲げる商標(他の商標の一部となつているものを含む。)には,及ばない。
一 自己の肖像又は自己の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号,芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を普通に用いられる方法で表示する商標
2 前項第一号の規定は,商標権の設定の登録があつた後,不正競争の目的で,自己の肖像又は自己の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号,芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を用いた場合は,適用しない。
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R1.5.4