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No.2767 商標法
【問】 上級 R1_8
  公益に関する事業であって営利を目的としないものを行っている者が登録を受けたその事業を表示する標章であって著名なものと同一の商標に係る商標権は,その事業とともにする場合を除き,一切移転することができない。

【解説】  【○】 
  公益に関する事業として登録を受けたものであるから,公益性がない事業に使用されると需要者が混乱を招くから,その事業とともにする場合でなければ移転することができない。
参考 Q2167
 
 (商標権の移転)
第二十四条の二 商標権の移転は,その指定商品又は指定役務が二以上あるときは,指定商品又は指定役務ごとに分割してすることができる。
2 国若しくは地方公共団体若しくはこれらの機関又は公益に関する団体であつて営利を目的としないものの商標登録出願であつて,第四条第二項に規定するものに係る商標権は,譲渡することができない。
3 公益に関する事業であつて営利を目的としないものを行つている者の商標登録出願であつて,第四条第二項に規定するものに係る商標権は,その事業とともにする場合を除き,移転することができない。
4 地域団体商標に係る商標権は,譲渡することができない。
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R2.1.4