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No.5229 知財戦略
【問】  C44_2J20_1
  化粧品メーカーX社の知的財産部の部員甲が,製品A及び製品Bに関する社内の次の会議に出席しているとき,甲の発言は適切である。
 本社経営戦略室の企画会議での発言「IPランドスケープを実施して,自社及び他社の技術及び事業の強み弱みを分析したところ,この分野のわが社の知的財産,技術力,及びマーケットシェアは他社よりかなり劣っているようでした。したがって,この事業への参入には慎重になるべきです。」

【解説】  【○】
  「IPランドスケープ」とは,自社を取り巻く知財情報と市場情報を統合した自社分析,競合分析,市場分析を行い,その情報に基づいて自社の知財戦略・経営戦略の策定や適切な知財業務を行うことにより,将来にわたる自社の市場における発展を期することである。これらを総合的に検討し,参入の可能性を探るが,競争力が劣っているレベルが大きいと判断する場合は,参入を控えることも一つの選択肢である。
 参考:Q5113

 IPランドスケープ(Intellectual Property Landscape =知財に関する環境と見通し)
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R5.6.28