|
No.5494 著作権法 【問】 5C1_3 裁判所の判決は著作権の目的とはならないので，判決に掲載された著作物である詩について，たとえ判決とは無関係に利用する場合であっても，著作権法上の問題を生じない。 【解説】 【×】 裁判所の判決は著作権法に規定する著作物に該当するが，国民に広く周知を図ることが必用であることから，著作権の目的とならない。しかし，判決文で引用されている詩は，判決文としてでなく詩そのものとして利用する場合は著作権が働く。 参考：Ｑ3488 （権利の目的とならない著作物） 第十三条 次の各号のいずれかに該当する著作物は，この章の規定による権利の目的となることができない。 一 憲法その他の法令 二 国若しくは地方公共団体の機関，独立行政法人（独立行政法人通則法 （平成十一年法律第百三号）第二条第一項 に規定する独立行政法人をいう。以下同じ。）又は地方独立行政法人（地方独立行政法人法 （平成十五年法律第百十八号）第二条第一項 に規定する地方独立行政法人をいう。以下同じ。）が発する告示，訓令，通達その他これらに類するもの 三 裁判所の判決，決定，命令及び審判並びに行政庁の裁決及び決定で裁判に準ずる手続により行われるもの |