No.5548 意匠法 【問】 5D7_3 互いに類似する意匠イと意匠ロについて同日にそれぞれ意匠登録出願がされ,意匠イに係る出願A及び意匠ロに係る出願Bについて協議不成立により拒絶の査定が確定した。出願Aと出願Bの協議不成立による意匠公報に関し,出願時に意匠ロのみに2年の期間を指定して秘密意匠の請求がされていた場合,出願Bのみについて,当該2年の経過後に意匠ロの内容が意匠公報に掲載される。 【解説】 【×】 類似の意匠は,一方の内容を公開すると他方の意匠の内容も公開されたものと同じことであり,秘密を請求した意味がなくなるから,秘密請求期間が経過するまで両方の意匠とも公開されない。 参考:Q3155 (秘密意匠) 第十四条 意匠登録出願人は,意匠権の設定の登録の日から三年以内の期間を指定して,その期間その意匠を秘密にすることを請求することができる。 (意匠公報) 第六十六条 特許庁は,意匠公報を発行する。 3 前項に規定するもののほか,第九条第二項後段の規定に該当することにより意匠登録出願について拒絶をすべき旨の査定又は審決が確定したときは,その意匠登録出願について,次に掲げる事項を意匠公報に掲載しなければならない。この場合において,その意匠登録出願の中に第十四条第一項の規定により秘密にすることを請求した意匠登録出願があるときは,全ての意匠登録出願に関する第三号に掲げる事項は,拒絶をすべき旨の査定又は審決が確定した日から同項の規定により指定した期間(秘密にすることを請求した意匠登録出願が二以上ある場合には,そのうち最も長い期間)の経過後遅滞なく掲載するものとする。 |
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