No.4748 商標法 【問】 B_4T7_1 商標権が分割移転された結果,類似の商品について使用をする同一の登録商標に係る商標権が異なった商標権者に属することとなった場合において,その一の登録商標に係る通常使用権者の指定商品についての登録商標の使用により他の登録商標に係る通常使用権者の業務上の利益(当該他の登録商標の使用をしている指定商品に係るものに限る。)が害されるおそれのあるときは,当該他の登録商標に係る通常使用権者は,当該一の登録商標に係る通常使用権者に対し,当該使用について,その者の業務に係る商品と自己の業務に係る商品との混同を防ぐのに適当な表示を付すべきことを請求することができる。 【解説】 【×】 混同を防ぐのに適当な表示を付すべきことを請求することができるのは,商標権者又は専用使用権者であり,通常使用権者は請求することができない。 参考:Q2743 (商標権の移転に係る混同防止表示請求) 第二十四条の四 商標権が移転された結果,同一の商品若しくは役務について使用をする類似の登録商標又は類似の商品若しくは役務について使用をする同一若しくは類似の登録商標に係る商標権が異なつた商標権者に属することとなつた場合において,その一の登録商標に係る商標権者,専用使用権者又は通常使用権者の指定商品又は指定役務についての登録商標の使用により他の登録商標に係る商標権者又は専用使用権者の業務上の利益(当該他の登録商標の使用をしている指定商品又は指定役務に係るものに限る。)が害されるおそれのあるときは,当該他の登録商標に係る商標権者又は専用使用権者は,当該一の登録商標に係る商標権者,専用使用権者又は通常使用権者に対し,当該使用について,その者の業務に係る商品又は役務と自己の業務に係る商品又は役務との混同を防ぐのに適当な表示を付すべきことを請求することができる。 |
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