公開 | 問 | No. |
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040228 | ア〜エを比較して,登録異議の申立て又は商標登録無効審判に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 商標登録が商標法第4条第1項第11号(先願先登録)の規定に違反してされたとき,利害関係人のみが,商標登録無効審判を請求できる。 イ 商標登録が商標法第3条第1項第2号(慣用商標)の規定に違反してされたとき,当該商標権の設定登録の日から3年を経過した場合には,商標登録無効審判を請求することができない。 ウ 商標掲載公報の発行の日から3カ月以内に限り,何人も,登録異議の申立てをすることができる。 エ 登録異議の申立てを行い,登録維持の決定がされた後は,同一の商標登録に対して,商標登録無効審判を請求することができない。 |
40 2G01 |
040301 | ア〜エを比較して,特許法における補償金請求権に関する次の文章の空欄(1) 〜 (3) に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。 特許出願人は,(1)から特許権の設定登録がされるまでの期間に,特許出願に係る発明について,(2) した者に対して,(3)に相当する補償金の支払を請求することができる。この補償金の支払の請求は,特許権の設定登録後に行うことができる。 ア 1 =特許出願 2 =侵害 3 =侵害による損害額 イ 1 =特許出願 2 =侵害 3 =実施に対して受けるべき金銭の額 ウ 1 =出願公開 2 =業として実施 3 =実施に対して受けるべき金銭の額 エ 1 =出願公開 2 =業として実施 3 =侵害による損害額 |
40 2G02 |
040302 | ア〜エを比較して,独占禁止法に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア パテントプールに参加する特許権者に対して,パテントプールを通す以外の方法でライセンスすることを認めないとしても,独占禁止法上問題となることはない。 イ 独占禁止法における私的独占とは,複数の同業者が競争を避けて利益を確保することを目的として,価格や販売数量などを共同で取り決め,協定を結ぶことをいう。 ウ 独占禁止法は,公正取引委員会によって所管されている。 エ 特許権は,法律で認められた権利であるから,特許権者がどのように特許権を行使したとしても,当該特許権の行使が独占禁止法に違反することはない。 |
40 2G03 |
040303 | ア〜エを比較して,著作権等の侵害に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 違法にアップロードされた著作物のうち,音楽又は映像を私的使用目的でダウンロードする行為は違法であるが,漫画,書籍,論文,コンピュータプログラムをダウンロードする行為は違法ではない。 イ いわゆるリーチサイトの運営行為やリーチアプリの提供行為について,刑事罰が科されることがある。 ウ 著作隣接権を侵害した者に対して刑事罰が科せられることはない。 エ 著作権法上の罪はすべて親告罪である。 |
40 2G04 |
040304 | ア〜エを比較して,IPランドスケープに関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア IPランドスケープとは,自社製品が他社特許に抵触しないようにするための調査業務のことである。 イ IPランドスケープにおいて,株式情報やマーケット情報等の非特許情報は不要である。 ウ IPランドスケープは,研究開発戦略策定のためだけに必要となるものである。 エ IPランドスケープとは,知的財産に関する情報を活用して事業の見通しを示す業務のことである。 |
40 2G05 上へ |
040305 | ア〜エを比較して,ある情報が不正競争防止法における営業秘密として認められるための要件となり得るものとして,最も適切と考えられるものはどれか。 ア その情報が事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であること イ その情報が文書化されていること ウ その情報が取引の対象となること エ その情報が実施されていないこと |
40 2G06 |
040306 | ア〜エを比較して,著作権と著作隣接権の存続期間に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 無名で公表された著作物の著作権の存続期間は,その著作物の公表後70年を経過するまでである。 イ レコードに関する著作隣接権の存続期間は,そのレコードが販売された時に始まる。 ウ 実演家に関する著作隣接権の存続期間は,実演家の死後70年を経過するまでである。 エ 第二次世界大戦中において非連合国の国民が非連合国で取得した著作権の存続期間は,わが国では,戦時加算により約10年の延長が加えられる。 |
40 2G07 |
040307 | ア〜エを比較して,特許法における先願主義に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 同一の物品に係る創作物について同日に特許出願及び意匠登録出願があった場合において,特許庁長官は,相当の期間を指定して,協議をしてその結果を届け出るべき旨を特許出願人及び意匠登録出願人に命じることはない。実用とは3項 イ 同一の発明について異なった日に二以上の特許出願があったときは,最先の特許出願人のみがその発明について特許を受けることができる。1項 ウ 同一の発明について同日に二以上の特許出願があったときは,特許出願人の協議により定めた一の特許出願人のみがその発明について特許を受けることができる。協議が成立せず,又は協議をすることができないときは,いずれも,その発明について特許を受けることができる。2項 エ 特許出願に係る発明と実用新案登録出願に係る考案とが同一である場合において,その特許出願及び実用新案登録出願が異なった日にされたものであるときは,特許出願人は,実用新案登録出願人より先に出願をした場合にのみ,その発明について特許を受けることができる。 |
40 2G08 |
040308 | ア〜エを比較して,弁理士法において,特許庁における手続のうち,弁理士が他人の求めに応じ報酬を得て行う独占的な代理業務とされているものとして,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 国際出願の手続 イ 特許原簿への登録の申請手続 ウ 実用新案登録出願の手続 エ 商標登録出願の手続 |
40 2G09 |
040309 | ア〜エを比較して,特許法に規定する判定に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 判定は,審判官ではなく審査官により行われる。 イ 特許発明の技術的範囲について,特許庁に対し,判定を求めることができる。 ウ 判定の決定について,経済産業大臣に対して不服申立てをすることができる。 エ 裁判所は,判定の決定に従わなければならない。 Q2524〜2530 |
40 2G10 上へ |
040310 | ア〜エを比較して,著作権等に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 映画の著作物の著作者が,映画製作者に対し当該映画の製作に参加することを約束しているときは,当該映画の著作物の著作権は当該映画製作者に帰属する。 イ 共同著作物とは,2人以上の者が共同で創作した著作物であって,その各人の寄与を分離して個別的に利用することができるもののことである。 ウ 実演家が映画の著作物に一旦,実演を録音,録画することを許諾した場合であっても,その後の当該実演の録音,録画に対する権利行使は制限されない。 エ 無方式主義とは,いかなる方法であっても著作物を固定すれば著作権を認める考え方のことである。 |
40 2G11 |
040311 | ア〜エを比較して,商標が有する機能として,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 他人の商品やサービスと区別する機能 Q1894 イ 商品やサービスを広告宣伝する機能 Q1892 ウ 商品やサービスの出所を表示する機能 Q1888 エ 商品やサービスの価格を保証する機能 |
40 2G12 |
040312 | ア〜エを比較して,二次的著作物に関する次の文章の空欄(1) 〜 (3)に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。 二次的著作物とは,著作物を翻訳し,編曲し,若しくは変形し,又は脚色し,映画化し,その他(1)することにより創作した(2)物をいい,二次的著作物の利用に関しては,二次的著作物の著作者の他,原著作物の著作者も同一の(3)の権利を有する。 ア 1 =翻案 2 =著作 3 =種類 イ 1 =依拠 2 =著作 3 =保護範囲 ウ 1 =依拠 2 =創作 3 =種類 エ 1 =翻案 2 =複製 3 =保護範囲 |
40 2G13 |
040313 | ア〜エを比較して,知的財産の調査に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 国際特許分類(IPC)とは,国際的に統一された特許分類である。Q1443 イ Dタームは,日本意匠分類を形態等の特徴で更に細分化したものである。Q1445 ウ FI(ファイル・インデックス)とは,国際特許分類(IPC)を更に細分化した国際的に統一された特許分類である。Q1444 エ 商標に係る商品の類否は,生産部門,販売部門や需要者の範囲の一致等に基づいて総合的に判断される。Q2671 |
40 2G14 |
040314 | ア〜エを比較して,特許制度と品種登録制度に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 品種登録の要件の1つとして,特許要件と同様に,進歩性を有することが必要とされる。Q662 イ 特許制度は,発明という技術的思想の創作を保護対象とするのに対し,品種登録制度は,植物の新品種という植物体の集合を保護対象とする点で相違する。Q590 ウ 特許権の存続期間の終期は,出願の日から起算するのに対し,育成者権の存続期間の終期は,登録の日から起算する点で相違する。Q630 エ 特許制度と品種登録制度とは,試験又は研究を目的とした実施又は利用に対しては排他的な権利が及ばない点で共通する。Q1356 |
40 2G15 上へ |
040315 | ア〜エを比較して,著作物に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 著作物ではない素材のみで創作されたものであっても,編集著作物として著作権法の保護の対象となる場合がある。Q2204 イ 日本国民の著作物であっても,著作権に関するベルヌ条約未加盟国において最初に発行された著作物は,日本の著作権法の保護対象とはならない。Q3072 ウ データベースでその情報の選択又は体系的な構成によって創作性を有するものは,データベースの著作物として保護される。Q625 エ 映画館において有料で上映されている映画の影像を録画し又は音声を録音する行為は,その目的が私的使用であったとしても,刑事罰を科される場合がある。Q2206 |
40 2G16 |
040316 | ア〜エを比較して,意匠登録出願に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 意匠は図面によって具体的に特定されるので,拒絶理由通知に対して手続補正書を提出して図面を修正しても,意見書によりその修正について説明をすれば,要旨を変更するものであるとしてその補正が却下されることはない。Q1104 イ 1つの物品に対して,部分意匠と全体意匠の2つの意匠登録を受けるためには,同一の出願人が同日に,両意匠について意匠登録出願をしなければならない。Q1982 ウ 意匠登録出願は,意匠登録出願の日から1年6カ月を経過したときに出願公開がされる。Q1690 エ 意匠に係る物品の形状がその物品の有する機能に基づいて変化する場合において,その変化の前後にわたるその物品の形状について,意匠登録を受けることができる。Q1980 |
40 2G17 |
040317 | ア〜エを比較して,商標権を取得するメリットに関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 商標が使用され,顧客吸引力が発揮されることにより企業や商品等の価値を向上させることができる。Q2840 イ 登録商標に係る指定商品及び指定役務のみならず,これらに類似する商品や役務についても,専用使用権を設定することができる。Q2659 ウ 商標権の譲渡やライセンスにより,営業外収益を確保することができる。Q2836 エ 先に商標登録した場合,登録商標に係る指定商品及び指定役務だけでなく,これらに類似する商品や役務について,その後の他人の商標権の取得を防止することができる。Q2842 |
40 2G18 |
040318 | ア〜エを比較して,著作者人格権に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。
ア 建築物の増築,改築,修繕又は模様替えによる改変については,同一性保持権の侵害とはならない。Q3338 イ 著作者の死亡後においても,その著作者が生存しているとしたならば,その著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならない。Q2240 ウ 氏名表示権は,著作物の原作品の公衆への提供又は提示の際に,著作者の氏名を表示するか否か, 表示する場合にはその名義を決定できる権利である。Q2246 エ 著作者は,自らが一旦公表した著作物に対しても,公表権を行使することができる。Q2244 |
40 2G19 |
040319 | ア〜エを比較して,知的財産権の侵害に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 実用新案権者は,実用新案技術評価書を提示して警告した後でなければ,権利行使をすることができない。Q2844 イ 特許権の全範囲に専用実施権を設定した場合でも,特許権者は侵害者に対して差止請求をすることができる。Q2598 ウ 関連意匠に係る意匠権者は,当該関連意匠の侵害者に対して権利行使をすることができる。Q2592 エ 商標権を侵害する旨の警告を受けた者は,当該警告を受けた日から起算して3カ月以内に限り,不使用取消審判の請求をすることができる。Q3092 |
40 2G20 上へ |
040320 | ア〜エを比較して,日本語でした特許出願に係る特許請求の範囲,明細書の補正に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 最後の拒絶理由の通知がされた際には,特許請求の範囲については請求項の削除等,特定の目的の補正しかすることができない。Q1435 イ 補正が認められると,補正をした内容は手続補正書を提出した時から効力を生じる。Q691 ウ 最後の拒絶理由の通知がされた後でも,特許請求の範囲以外の書類について補正をすることができる。Q1432 エ 願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面に記載されていない事項を追加する補正をした特許出願が特許されている場合には,そのことを理由として特許無効審判の請求をすることができる。Q1841 |
40 2G21 |
040321 | ア〜エを比較して,商標権の存続期間の更新登録に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 商標権についての通常使用権が登録されている場合であっても,当該通常使用権者は,その商標権の存続期間の更新登録の申請をすることはできない。Q2104 イ 商標権の存続期間の更新登録の申請は,商標権の存続期間の満了前6カ月から満了の日までの間にしなければならない。Q2106 ウ 自己の責めに帰すべき事由によって商標権の存続期間の更新登録の申請ができる期間が経過した場合であっても,存続期間の満了後の6カ月以内であれば,倍額の登録料を納付して更新登録の申請をすることができる。Q2102 エ 商標権の存続期間の更新登録の申請の際に,商標権者又は使用権者が指定商品について登録商標を使用していない場合には,更新登録を受けることができない。Q2100 |
40 2G22 |
040322 | ア〜エを比較して,著作権等に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 著作権者は,同一の利用方法について,複数の者に対して著作物の利用を許諾することができる。Q665 イ 共同著作物の著作者は,そのうちからその著作者人格権を代表して行使する者を定めることができる。Q2340 ウ 著作隣接権は,その全部又は一部を譲渡することができる。Q1174 エ 著作者人格権は譲渡することができないが,実演家人格権を譲渡することはできる。Q3140 |
40 2G23 |
040323 | ア〜エを比較して,職務発明に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 従業者が雇用契約によりその職務発明について使用者に特許を受ける権利を取得させた場合,従業者は相当の金銭その他の経済上の利益を受ける権利を有する。Q2630 イ 職務発明とは,従業者がした発明であって,その性質上使用者の業務範囲に属し,かつ,その発明をするに至った行為がその使用者における従業者の現在の職務にのみ属する発明をいう。Q2624 ウ 法人の取締役がなした発明が職務発明に該当することはない。Q3390 エ 従業者がその職務発明について特許を受けた場合,雇用契約において予めその使用者に通常実施権を許諾する定めがなければ,使用者は通常実施権を取得できない。Q2626 |
40 2G24 |
040324 | ア〜エを比較して,特許権に対して先使用権が認められるための要件になり得るものとして,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 発明を公表していることQ2690 イ 特許庁長官により先使用権を設定すべき旨の裁定がされていることQ2688 ウ 特許出願の際に発明の実施である事業又は事業の準備をしていることQ2686 エ 外国で発明を実施していることQ2684 |
40 2G25 上へ |
040325 | ア〜エを比較して,関税法における知的財産侵害物品に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 特許権を侵害する物品は輸入してはならない貨物であるが,著作権を侵害する物品は輸入してはならない貨物に該当しない。Q2678 イ 著作権を侵害する物品は輸入してはならない貨物であるが,著作隣接権を侵害する物品は輸入してはならない貨物に該当しない。Q1361 ウ 意匠権を侵害する物品,商標権を侵害する物品は,いずれも輸入してはならない貨物に該当しない。Q1230,1358 エ 特許権を侵害する物品,著作権を侵害する物品は,いずれも輸入してはならない貨物に該当する。Q2676 |
40 2G26 |
040326 | ア〜エを比較して,実用新案法の保護対象に関する次の文章の空欄(1) 〜 (5)に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。 実用新案法では,保護対象を「(1) の (2),構造,又は(3)に係る考案」に限定しており,(4)の考案は保護対象とならない。実用新案法では,早期に権利を付与することに重点が置かれており,(5)審査をせずに迅速に権利を付与している。 ア 1 =物体 2 =外観 3 =結合 4 =製法 5 =方式 イ 1 =物体 2 =形状 3 =組合せ 4 =製法 5 =実体Q1423 ウ 1 =物品 2 =外観 3 =結合 4 =方法 5 =方式 エ 1 =物品 2 =形状 3 =組合せ 4 =方法 5 =実体 |
40 2G27 |
040327 | ア〜エを比較して,著作権の享有に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 未発行の写真の著作物の著作権者は,その著作物について展示権を有する。Q2270 イ 音楽の著作物の著作権者は,その著作物について貸与権を有する。Q2266 ウ プログラムの著作物の著作権者は,その著作物について頒布権を有する。Q2268 エ 言語の著作物の著作権者は,その著作物について口述権を有する。Q2264 |
40 2G28 |
040328 | ア〜エを比較して,特許権の行使に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 特許権者は,特許権に基づく差止めを請求する際に,侵害の行為を組成した物の廃棄を請求することはできない。Q2973 イ 特許発明の構成要件の一部のみを実施する行為であっても,特許発明に係る物の生産にのみ用いる物を譲渡する場合には,特許権者はその譲渡を差し止めることができる。Q696 ウ 特許権者以外の者が製造販売したその特許権を侵害する製品について,当該製品を購入した他人が当該製品を業として使用する場合,特許権者はその使用を差し止めることができる。Q2820 エ 後願の特許権に係る特許発明が,先願の特許権に係る特許発明を利用するものである場合において,先願の特許権者は,後願の特許権者の実施行為を差し止めることができる。Q2822 |
40 2G29 |
040329 | ア〜エを比較して,契約における意思表示に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 詐欺とは,欺いて他人を錯誤に陥らせ,それにより意思表示をさせることである。Q2620 イ 虚偽表示とは,表意者が気づかぬまま,内心の意思とは異なる表示行為で意思表示をすることである。Q2618 心裡留保 ウ 強迫とは,真意でないことを知りながら意思表示をさせることである。Q2622 詐欺 エ 心裡留保とは,相手方と通じて真意ではない意思表示をすることである。Q2616虚偽表示 虚偽表示(きょぎひょうじ)とは、意思表示を行う者(表意者)が相手方と通じて(通謀)なした虚偽の意思表示のことで,表意者の内心で欲する意思(内心的効果意思)と異なる意思を表示(虚偽の意思表示)することをいう。 |
40 2G30 上へ |
040330 | ア〜エを比較して,特許権の侵害となる第三者の行為として,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 特許発明に係る製品を使用する行為Q2848 イ 特許発明に係る製品を試験又は研究のために生産する行為Q2642 ウ 特許発明に係る製品を輸出する行為Q2648 エ 特許発明に係る製品について譲渡の申出をする行為Q2646 |
40 2G31 |
040331 | ア〜エを比較して,商標又は商品・役務の類否に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 商標の類否は,外観,称呼,観念の各要素に基づいて総合的に判断される。Q154 イ 商品・役務の類否は,同一・類似の商標を使用した場合に,出所の混同が生じるかどうかに基づいて判断される。Q154 ウ 類似群は,互いに類似関係にある商品等を1つのグループとしてまとめたもので,同じ類似群の商品・役務は原則として互いに類似するものと推定される。Q1926 エ 商標の類否は,当業者を基準に判断される。Q1924 |
40 2G32 |
040401 | ア〜エを比較して,著作物に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 写真の著作物には,写真の製作方法に類似する方法を用いて表現される著作物が含まれる。Q1523 イ ベルヌ条約加盟国の著作物は,管轄機関である世界知的所有権機関(WIPO)に登録しなければ,わが国で保護されない。Q2124 ウ 地図は,客観的なデータを単に視覚化したものなので,著作物として保護されることはない。Q2126 エ 映画の効果に類似する視覚的又は視聴覚的効果を生じさせる方法で表現されていれば,物に固定されていない著作物であっても,映画の著作物として保護される。Q1522 |
40 2G33 |
040402 | ア〜エを比較して,特許協力条約(PCT)に基づく国際出願についての国際調査に関する次の文章の空欄 (1) 〜 (4) に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。 国際調査の対象は, (1) 国際出願である。国際調査は,各国における通常の実体審査とは異なり, (2) を目的とする。国際調査報告は,(3)。なお,わが国の場合は,上記の国際調査報告とともに,発明の特許性に関する審査官の見解である (4)も作成される。 ア 1 =国際調査の請求がなされた 2 =特許性があるか否かを審査すること 3 =国際出願の優先日から18カ月を経過した後に速やかに国際公開される 4 =国際予備審査見解書 イ 1 =すべてのQ1752 2 =関連のある先行技術を発見すること Q778 3 =国際出願の優先日から18カ月を経過した後に速やかに国際公開されるQ1752 4 =国際調査見解書Q615 ウ 1 =国際調査の請求がなされた 2 =関連のある先行技術を発見すること 3 =出願人に送付され,国際公開されない 4 =国際予備審査見解書 エ 1 =すべての 2 =特許性があるか否かを審査すること 3 =指定官庁に送付され,国際公開されない 4 =国際調査見解書 |
40 2G34 |
040403 | ア〜エを比較して,特許出願日の認定に関して,特許出願について補完をすることができる旨の通知がされる場合として,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 特許を受けようとする旨の表示が明確でないと認められる場合Q3279 イ 特許出願人の氏名又は名称の記載がない場合Q2906 ウ 明細書が添付されておらず,先の特許出願を参照すべき旨の主張もない場合Q322 エ 特許出願の手数料が納付されていない場合 |
40 2G35 上へ |
040404 | ア〜エを比較して,契約に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 売買契約上の支払義務について同時履行の抗弁権を行使できる場合には,履行期を過ぎても代金に関して遅延損害金の支払義務は発生しない。Q532 イ 契約において損害賠償責任について明示していない場合,契約の相手方に対して,債務不履行に基づく損害賠償を請求することができる。Q1274 ウ 相手方が契約内容を履行しない場合に契約を解除したときは,解除の効力は契約のときに遡って発生し,契約上の債権,債務は遡及的に消滅する。Q1183 エ 売買契約において,目的物が契約の内容に適合しなかった場合に,売主側は法律上の責任を負わないとする特約を結ぶことはできない。Q1077 |
40 2G36 |
040405 | ア〜エを比較して,著作権に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 著作権を侵害して作成された物を,その事実を知りながら頒布目的で所持することは著作権侵害とみなされる。Q700 イ プログラムの著作物の複製物の所有者は,バックアップのために当該プログラムのコピーをとることができる場合がある。Q2164 ウ 著作権者から正規に譲渡された著作物の複製物に対しても,その著作物の著作権者は譲渡権を行使することができる。Q668 エ 聴衆又は観衆から料金を受けない場合は,放送される著作物を著作権者の許諾を得ずに有線放送することができる場合がある。Q760 |
40 2G37 |
040406 | ア〜エを比較して,意匠登録出願に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 秘密意匠の請求は,意匠登録出願と同時にする場合に限られる。Q2080 イ 拒絶査定を受けた場合,拒絶査定の謄本送達日から6カ月以内に拒絶査定不服審判を請求することができる。Q2082 ウ 新規性のない意匠は登録を受けられないが,自己の行為に起因して意匠が公知となった場合に,意匠登録を受けることができる場合がある。Q2078 エ 法人の従業者が職務として意匠を創作した場合は,意匠登録を受ける権利は法人に発生し,創作者は法人となる。Q2076 |
40 2G38 |
040407 | ア〜エを比較して,商標登録出願に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 他人の著名な芸名を含む商標については,商標登録を受けることができる場合はない。Q1385 イ 出願に係る商標の指定商品の区分を変更する補正は,正しい区分へ是正する補正であっても,要旨変更に該当し認められない。Q2032 ウ 出願に係る商標が,簡単な図形など,極めて簡単で,かつ,ありふれた標章のみからなる商標である場合,識別力がない商標として登録を受けることができない。Q2034 エ 1つの出願に複数の商標が含まれている場合,商標登録出願を商標毎に分割することができる。Q2036 |
40 2G39 |
040408 | ア〜エを比較して,パリ条約による優先権に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。
ア 日本に特許出願した後に外国に特許出願する場合には,パリ条約による優先権を主張しなければならない。Q2750 イ 一の外国出願について,パリ条約による優先権を主張する場合,日本にされた複数の特許出願を優先権の主張の基礎出願とすることができる。Q2752 ウ 日本にした特許出願に基づいて,ある国にパリ条約による優先権の主張をして特許出願した後,他の国にもパリ条約による優先権の主張をして特許出願をすることができる。Q2754 エ 日本にした最初の特許出願に基づいて,その出願日から12カ月以内である場合に限り,日本以外の外国に特許出願をする際にパリ条約による優先権の主張をすることができる。Q2748 |
40 2G40 |
040409 | 甲は,菓子メーカーである「ABC株式会社」の設立を準備しており,会社名等について,商標登録出願をすべきか否かを検討している。ア〜ウを比較して,甲の考えとして,最も不適切と考えられるものはどれか。対応する記号を解答用紙に記入しなさい。 ア ABC株式会社が販売する予定の商品パッケージは独特の形状であるが,そのパッケージの形状のみからなる商標については,商標登録を受けることはできないと考えた。 イ 会社名「ABC株式会社」について,商号登記をした場合であっても,会社名について,商標登録出願もした方がいいと考えた。Q2371 ウ ABC株式会社が会社名について商標登録出願する際には,複数の商品を指定して出願することができると考えた。 商業登記法(同一の所在場所における同一の商号の登記の禁止) 第二十七条 商号の登記は、その商号が他人の既に登記した商号と同一であり、かつ、その営業所(会社にあつては、本店。以下この条において同じ。)の所在場所が当該他人の商号の登記に係る営業所の所在場所と同一であるときは、することができない。 |
40 3J13 上へ |
040410 | 自動車メーカーX社の知的財産部の部員甲は,特許協力条約(PCT)に基づいて国際出願をすることを検討している。ア〜ウを比較して,甲の発言として,最も不適切と考えられるものはどれか。対応する記号を解答用紙に記入しなさい。 ア 「X社は国際出願した後,所定の期間内に国際事務局に対して国際公開の請求をすることができますが,請求がなくとも国際公開されます。」Q2386 イ 「X社が国際出願した後,所定の期間内に国際調査機関に対して国際調査を行うことを請求しなければ,国際調査は行われません。」Q3084 ウ 「X社が国際出願した後,所定の期間内に国際予備審査機関に対して国際予備審査請求をした場合に限り,国際予備審査は行われます。」Q1743 |
40 3J14 |
040411 | 服飾メーカーX社は斬新なデザインである作業服について意匠登録出願の準備をしている。一方,作業服の発売は,予定より大幅に遅れることになったため,意匠登録出願後に,他社にデザインが知られるのを防ぎたいと考えている。ア〜ウを比較して,X社の知的財産部の部員甲の発言として,最も不適切と考えられるものはどれか。対応する記号を解答用紙に記入しなさい。 ア 「設定登録料の納付時に,秘密期間を1年とする秘密意匠の請求をしよう。」Q2080 イ 「意匠登録出願について,登録査定の謄本の送達後に,設定登録料の納付期間を1年とする納付延長の請求をしよう。」Q2221 ウ 「意匠登録出願と同時に秘密期間を3年とする秘密意匠の請求をしよう。」Q2080 |
40 3J15 |
040412 | 化粧品メーカーX社は,自社の特許製品と類似する化粧品Aが同業他社であるY社から販売されているとの情報を得た。そのため,X社はY社に対して,特許権を侵害している旨の警告書を送付した。ア〜ウを比較して,警告書を送付する目的に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。対応する記号を解答用紙に記入しなさい。 ア Y社による化粧品Aの販売を停止させる目的Q3448 イ ライセンス契約の交渉をする目的Q1303 ウ 警告書による警告が侵害訴訟を提起するための要件なので,侵害訴訟を提起する目的Q1337 |
40 3J16 |
040413 | ア〜ウを比較して,特許出願の際,必ずしも願書に添付しなくてもよい書類として,最も適切と考えられるものはどれか。Q127 ア 要約書 イ 図面 ウ 明細書 |
41 3G01 上へ |
040414 | ア〜ウを比較して,著作者人格権に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 著作者は文化庁への登録をしなくても著作者人格権を有する。Q120 イ 著作者の意に反して著作物の題号を改変することは,同一性保持権の侵害となる。Q677 ウ 著作者の死後に著作物が改変された場合,何人もこの改変行為を差し止めることはできない。Q2438 |
41 3G02 |
040415 | ア〜ウを比較して,商標権等に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 地理的表示の登録主体は,法人格のある生産・加工業者の団体であり,法人格のない団体は登録主体となることができない。Q2248 GI法2条5 イ 専用使用権は,指定商品又は指定役務について登録商標を独占排他的に使用することができる権利であり,特許庁に登録しなければ効力を生じない。Q1682 ウ 商標権に係る指定商品又は指定役務が複数ある場合には,指定商品又は指定役務毎に分割して移転することができる。Q2488 |
41 3G03 |
040416 | ア〜ウを比較して,不正競争防止法に規定されている不正競争行為として,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 競争関係にない他人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知する行為 Q1259 イ 他人の商品の形態を模倣した商品を販売する行為Q1689 ウ 商品の品質を誤認させるような表示をする行為 Q2858 |
41 3G04 |
040417 | ア〜ウを比較して,著作隣接権に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア レコード製作者の著作隣接権は,レコードに固定されている音を最初に固定した者に発生する。Q2508 イ 実演家は,実演家人格権として,公表権と同一性保持権を有する。Q1431 ウ 放送事業者及び有線放送事業者の著作隣接権の存続期間は,その放送又は有線放送が行われた日の属する年の翌年から起算する。Q1555 |
41 3G05 上へ |
040418 | ア〜ウを比較して,意匠権の効力に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 意匠権の効力は,物品が同一又は類似で形態が同一又は類似の意匠だけに及び,物品が非類似で形態が類似する意匠にまで及ぶことはない。Q48 イ 試験又は研究のために登録意匠を実施する場合には,意匠権者の許諾を得ていなくとも,実施することができる。Q3356 ウ 登録意匠とそれ以外の意匠が類似するか否かの判断は,その意匠の属する分野における通常の知識を有する者の視覚を通じて起こさせる美感に基づいて行うものとする。Q3062 |
41 3G06 |
040419 | ア〜ウを比較して,特許協力条約(PCT)に基づく国際出願における国際調査に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア 国際調査は,出願人が所定の期間内に国際調査機関に対して国際調査の請求を行うことにより開始される。Q1756 イ 国際調査は,明細書及び図面に妥当な考慮を払った上で,請求の範囲に基づいて行われる。Q3082 ウ 各国際出願は,国際調査の対象とされる。Q3082 |
41 3G07 |
040420 | ア〜ウを比較して,商標法における審判に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 拒絶査定を受けた者は,その査定に不服があるときは,拒絶査定不服審判を請求することができる。Q3258 イ 何人も商標登録無効審判を請求することができるが,登録異議の申立ては,利害関係人のみに限られる。Q3090,Q3088 ウ 不使用取消審判が請求された場合であっても,継続して3年以上日本国内において商標権者,専用使用権者又は質権者のいずれかが各指定商品についての登録商標の使用をしているときには,その指定商品に係る商標登録は取り消されない。Q671 |
41 3G08 |
040421 | ア〜ウを比較して,著作物の権利譲渡契約に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 ア 音楽の著作物の複製権を譲渡するときは,その著作物の上演権及び演奏権も一緒に譲渡しなければならない。Q4182 イ 適法に購入した言語の著作物の複製物を,第三者に譲渡する場合,著作権者から譲渡権を譲り受ける必要はない。Q1471 ウ すべての著作権を譲り受ければ,著作者人格権も譲り受けることができる。Q741 |
41 3G09 |
040422 | ア〜ウを比較して,知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 ア TRIPS協定では,内国民待遇の原則が採用されている。 イ TRIPS協定では,意匠については規定されているが,著作権については規定されていない。 ウ TRIPS協定では,知的所有権に関する紛争解決について規定されている。 |
41 3G10 上へ |
040423 | ア〜ウを比較して,著作物として保護されるものとして,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア プログラム言語 イ 建築 ウ 地図 |
41 3G11 |
040424 | ア〜ウを比較して,商標登録を受けるための手続に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 商標登録出願の審査において拒絶理由通知を受けた場合,商標登録出願を意匠登録出願へと変更することができる。 イ 商標登録出願の審査を受けるにあたり,出願審査請求は必要とされていない。 ウ 商標登録出願の審査において拒絶理由通知を受けた場合,商標の図形や文字を変更する補正をすることができる。 |
41 3G12 |
040425 | ア〜ウを比較して,品種登録の要件に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 同一の繁殖の段階に属する植物体のすべてが特性の主要な部分において十分類似していることが必要である。 イ 品種登録出願された品種の種苗又は収穫物が,出願日から1年遡った日前に,外国において業として譲渡されていないことが必要である。 ウ 品種登録出願前に国内外で公然知られた他の品種と特性の全部又は一部によって明確に区別されることが必要である。 |
41 3G13 |
040426 | ア〜ウを比較して,著作物に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 著作物は,創作性がなければならないため,表現に選択の幅があるほど著作物となる可能性が高い。 イ 著作物は,文芸,学術,美術又は音楽の範囲に属するものでなければならないため,創作性があっても図面は著作物として保護されない。 ウ アイデア自体は,著作物として保護される。 |
41 3G14 |
040427 | ア〜ウを比較して,特許法に規定される出願審査請求の手続に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 出願審査請求した後に,出願審査請求を取り下げることはできない。 イ 出願日から1年6カ月経過前は出願審査請求をすることはできない。 ウ 出願人及び利害関係人以外の者は出願審査請求をすることはできない。 |
41 3G15 |
040428 | ア〜ウを比較して,著作権者の許諾を得ないで行うことができる行為として,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 公表された著作物を,入学試験の目的上必要と認められる限度において,当該試験の問題として複製する行為 イ 技術的保護手段で保護された著作物を,この技術的保護手段をはずして複製する行為 ウ 営利を目的とした教育機関において,授業で使用する目的で,公表された著作物を複製する行為 |
41 3G16 |
040429 | ア〜ウを比較して,意匠法上の制度に関する次の文章の空欄 1 〜 3 に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。 意匠法には, 1 や 2 の制度は存在しないが, 3 の制度は存在する。 選択肢: ア 1 =存続期間の更新登録 2 =登録無効審判 3 =補正却下決定不服審判 イ 1 =出願公開 2 =出願審査請求 3 =拒絶査定不服審判 ウ 1 =不使用取消審判 2 =職務創作 3 =技術評価 |
41 3G17 |
040430 | ア〜ウを比較して,著作権等が侵害された場合に著作権者等がとり得る措置として,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 名誉回復の措置の請求 イ 著作権登録の無効請求 ウ 差止請求 |
41 3G18 |
040501 | ア〜ウを比較して,実用新案法に関する次の文章の空欄【 1 】に入る語句として,最も適切と考えられるものはどれか。 実用新案登録出願は,新規性や進歩性などの登録要件について実体審査がされないので早期に実用新案権が設定登録される。また,その存続期間は,【 1 】をもって終了する。 選択肢: ア 1 =設定登録の日から10年 イ 1 =設定登録の日から15年 ウ 1 =出願日から10年 |
41 3G19 |
040502 | ア〜ウを比較して,二次的著作物に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 原著作物の著作権が存続期間の満了により消滅する場合,二次的著作物の著作権も同時に消滅する。 イ 原著作物の翻訳,映画化,編曲など,原著作物に新たな創作性を加えることにより創作された著作物は,二次的著作物となる。 ウ 二次的著作物を利用する場合,原著作物の著作権者の許諾は不要である。 |
41 3G20 上へ |
040503 | ア〜ウを比較して,弁理士法に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 弁理士は,裁判外紛争解決手続を単独で代理をすることはできない。 イ 弁理士でない者であっても,意匠権の登録料の納付の代理を業として行うことができる。 ウ 特許業務法人は,弁理士の業務を行うことができる。 |
41 3G21 |
040504 | ア〜ウを比較して,著作権に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 著作権者は,著作物の複製物を譲渡により公衆に提供する権利を専有する。 イ 頒布権を有する者は,音楽の著作物についてのみ,その複製物により頒布する権利を専有する。 ウ 著作権を譲渡するときは,当該著作物の原作品を譲渡しなければ,著作権の譲渡の効果は発生しない。 |
41 3G22 |
040505 | ア〜ウを比較して,特許ライセンス,共同開発に関して,独占禁止法上において問題となる可能性が低い行為として,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 共同開発の成果である技術の第三者への実施許諾を制限する行為 イ ライセンスを受けた者が開発した改良発明について,ライセンスをした者に当該改良発明に係る権利を帰属させることを義務づける行為 ウ 特許発明に係るライセンスを受けた者に対し,ライセンス技術を用いた製品の販売価格を制限する行為 |
41 3G23 |
040506 |
特許 ア〜ウを比較して,新規性を喪失した発明に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 特許出願前に外国においてのみ公然知られた発明は,新規性を喪失した発明である。 イ 特許出願後,出願公開前に外国においてのみ公然実施された発明は,新規性を喪失した発明である。 ウ 特許出願前に電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明であっても,新規性を喪失した発明とみなされない場合がある。 |
41 3G24 |
040507 | ア〜ウを比較して,著作権の存続期間に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 個人の著作物の著作権の存続期間が満了しているかどうかを判断するためには,その著作者の死亡年だけでなくその月日も調査しなければならない。 イ 映画の著作物の著作権は,創作後70年以内に公表されないときは,創作後70年を経過するまでの間存続する。 ウ 著作権の存続期間は,著作物の創作の時に始まる。 |
41 3G25 上へ |
040508 | ア〜ウを比較して,商標権の効力と商標権の侵害に対する救済に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 商標権者が,商標法上独占的に登録商標を使用できる範囲は,指定商品又は指定役務における登録商標の使用に限られる。 イ 商標権が侵害されたときには,商標権者には,損害賠償請求,差止請求が認められる。 ウ 商標権は,権利が存続している間であれば,専用権及び禁止権の範囲について,効力が及ばなくなることはない。 |
41 3G26 |
040509 | ア〜ウを比較して,特許協力条約(PCT)に基づく国際出願に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 国際出願は,国際段階でその出願内容が公開されることはない。 イ 国際出願日が認められると,各指定国における国内移行手続をした日から,各指定国における正規の国内出願の効果を有する。 ウ 国際出願は,優先日から30カ月以内に権利を取得したい国に対して国内移行手続を行う必要がある。 |
41 3G27 |
040510 | ア〜ウを比較して,意匠登録出願の説明として,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 複数の意匠についての出願を,一の願書により出願することができる。 イ 同時に使用される二以上の物品であって経済産業省令で定めるものを構成する物品に係る意匠は,組物全体として統一があるときは,一意匠として出願することができる。 ウ 店舗,事務所その他の施設の内部の設備及び装飾(内装)を構成する物品,建築物又は画像に係る意匠を,一意匠として出願することができる場合はない。 |
41 3G28 |
040511 | ア〜ウを比較して,データベースの著作物の説明として,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア データベースでその情報の選択又は体系的な構成により,新規性を有するものをいう。 イ データベースでその情報の選択又は体系的な構成により,有用性を有するものをいう。 ウ データベスでその情報の選択又は体系的な構成により,創作性を有するものをいう。 |
41 3G29 |
040512 | ア〜ウを比較して,特許法に規定する無効審決に対する手続に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 経済産業大臣に不服審判請求をすることができる。 イ 東京高等裁判所に訴えを提起することができる。 ウ 東京地方裁判所に訴えを提起することができる。 |
41 3G30 上へ |
040513 | ア〜エを比較して,特許出願後の手続に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 拒絶理由が通知された場合にする特許請求の範囲の補正では,その補正の前後の発明が発明の単一性の要件を満たしている必要はない。 イ 最後の拒絶理由通知がされた場合であっても,拒絶理由通知に係る拒絶の理由に示す事項についてであれば,明りょうでない記載を明りょうな記載に補正をすることができる。 ウ 特許異議の申立てを受けた特許権者は,取消決定の前に特許請求の範囲を訂正する機会が与えられる。 エ 補正が認められると,補正をした内容は出願時に遡って効果が生じる。 |
41 2G01 |
040514 | ア〜エを比較して,特許無効審判の請求に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 複数の者は共同で,特許無効審判を請求することができる。 イ 利害関係を有する者は,特許無効審判に請求人として,その審判に参加することができる。 ウ 利害関係を有しない法人や自然人であっても,新規性を理由とする特許無効審判を請求することができる。 エ 特許無効審判により,無効審決が確定すると,原則として,特許権は初めから存在しなかったものとみなされる。 |
41 2G02 |
040515 | ア〜エを比較して,特許法には規定されているが,意匠法には規定されていない制度,権利として,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 専用実施権 イ 無効審判 ウ 先使用権 エ 出願公開 |
41 2G03 |
040516 | ア〜エを比較して,商標法の不使用取消審判に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 不使用取消審判は,指定商品が複数ある場合は,指定商品毎に請求することができる。 イ 不使用取消審判の審理では,通常使用権者が登録商標を指定商品に使用していれば,商標権者が登録商標を使用していなくても,その登録は取り消されない。 ウ 不使用取消審判の審理では,請求の対象となっている指定商品と類似する商品について商標権者が登録商標の使用をしている場合には,取消しを免れる。 エ 不使用取消審判の審理では,商標権者が,登録商標と社会通念上同一と認められる商標を指定商品に使用していれば,取消しを免れる。 |
41 2G04 |
040517 | ア〜エを比較して,職務発明に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 職務発明についての相当の利益は,その会社を退職した後は請求することができない。 イ 職務発明に係る特許を受ける権利を会社に譲渡した従業者は,会社から相当の金銭その他の経済上の利益を受ける権利を得られる。 ウ 職務発明に係る特許を受ける権利をあらかじめすべて会社に承継させることを約束する契約は無効である。 エ 職務発明に該当するか否かを判断するための企業の業務範囲は,定款に記載されている業務に限られる。 |
41 2G05 上へ |
040518 | ア〜エを比較して,パリ条約に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア パリ条約の同盟国の国民が工業所有権を享有するためには,保護が請求される国に住所又は営業所を有することが条件とされる。 イ パリ条約に規定される優先権の優先期間は,商標については意匠と同じく6カ月である。 ウ 他の同盟国にした複数の特許出願に基づいて優先権を主張して特許出願をすることはできない。 エ パリ条約の同盟国の国民が各同盟国においてした特許出願は,他の同盟国において同一の発明について取得した特許に従属する。 |
41 2G06 |
040519 | ア〜エを比較して,商標権に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 他人から商標権の侵害であると警告を受けたときは,商標登録原簿を確認して,警告してきた相手が真の商標権者であるか,商標権が存続しているかを確認するべきである。 イ 商標権の侵害に関する警告をする場合には,相手方から商標登録について登録異議の申立てや無効審判を請求される可能性があることを考慮すべきである。 ウ 自己の氏名を普通に用いられる方法で表示する場合,商標権の侵害となる場合はない。 エ 商標権者は,周知商標の先使用者に対して混同を防止するために適当な表示を付して使用することを請求することができる場合がある。 |
41 2G07 |
040520 | ア〜エを比較して,営業秘密の要件に関する次の文章の空欄 (1) 〜 (3) に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。 営業秘密とは,(1)生産方法,販売方法その他の(2)であって,(3)ものをいう。 選択肢: ア 1 =秘密として管理されている 2 =事業活動に有用な技術上又は営業上の情報 3 =公然と知られていない イ 1 =秘密として管理されている 2 =事業活動上の情報 3 =技術活動又は営業活動に必要な ウ 1 =経済的価値のある 2 =事業活動上の情報 3 =公然と知られていない エ 1 =経済的価値のある 2 =事業活動に必要な技術上又は営業上の情報 3 =秘密として管理されている |
41 2G08 |
040521 | ア〜エを比較して,特許料に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 第4年目以降の特許料は,納付期限を経過しても,期限経過後1年以内であれば,特許料を倍額支払うことにより追納できる。 イ 設定登録時に納付する特許料は,分割納付することができる。 ウ 特許権を維持するためには,第4年目以降の特許料を前年以前に納付しなければならない。 エ 第4年目以降の特許料は,複数年分をまとめて納付することはできない。 |
41 2G09 |
040522 | ア〜エを比較して,著作者に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 著作者とは,著作物を創作する者であり,自然人だけでなく法人も著作者になり得る。 イ 著作者であっても,著作権を有さない場合がある。 ウ 著作物の原作品に,実名が著作者名として通常の方法により表示されている者は,その著作物の著作者と推定される。 エ 映画の著作物の著作者とは,その映画の著作物において翻案され,又は複製された小説,脚本,音楽その他の著作物の著作者をいう。 |
41 2G10 上へ |
040523 | ア〜エを比較して,知的財産に係る税関の水際取締りに関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 輸出入禁止の貨物に該当するか否かを認定する手続がとられたとき,輸出しようとする者は,税関長に対して,特許庁長官の意見を聴くことを求めることができる。 イ 税関では職権で知的財産権を侵害する物品を差し止めることができ,権利者はあらかじめ税関長に対して,知的財産権を侵害すると認める貨物について,認定手続をとるべきことを申し立てることができる。 ウ 特許権者は,認定手続がとられている貨物について,その見本の検査をするための手続をとることができる。 エ 知的財産侵害疑義物品が日本から輸出されようとするとき,税関長は,輸出しようとする者に対して,必ず積戻しを命じなくてはならない。 |
41 2G11 上へ |
040524 | ア〜エを比較して,意匠登録を受けられる可能性が高いものとして,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 物品の機能を確保するために不可欠な形状のみからなる意匠 イ 意匠登録出願前に日本国内において公然知られた意匠から当業者が容易に創作できる意匠 ウ 意匠登録を受ける権利を有する者の行為に起因して意匠登録出願の5カ月前に公表された意匠 エ 先願に係る他人の登録意匠に類似する意匠 |
41 2G12 |
040525 | ア〜エを比較して,商標法上の識別力を有する商標として可能性が高いものとして,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 指定役務の質を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標 イ 指定役務について慣用されている商標 ウ 極めて簡単で,かつ,ありふれた標章のみからなる商標 エ 自己の氏名のみからなる商標 |
41 2G13 |
040526 | ア〜エを比較して,著作隣接権に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 有線放送事業者が有する著作隣接権の存続期間は,その有線放送が行われた日の属する年の翌年から起算して50年を経過した時に満了となる。 イ 放送事業者は,その放送の公衆への放送に際し,氏名表示権を有する。 ウ 実演家は,自己の実演について公表権を有する。 エ レコード製作者が有する著作隣接権の存続期間は,その音が最初に公表された時から始まる。 |
41 2G14 |
040527 | ア〜エを比較して,特許法に規定する拒絶査定不服審判に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 拒絶審決に対して不服がある場合,東京高等裁判所に審決取消訴訟を提起することができる。 イ 拒絶査定不服審判は,拒絶査定の謄本の送達があった日から3カ月以内に請求しなければならない。 ウ 拒絶査定不服審判は,特許出願人以外の者も請求することができる。 エ 拒絶査定不服審判は,3人又は5人の審判官による合議体で審理される。 |
41 2G15 上へ |
040528 | ア〜エを比較して,商標登録出願の手続等に関して,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 商標登録出願については,指定商品のうち一部に拒絶理由がある場合には,商標登録出願を分割することはできない。 イ 商標登録出願については,類似する複数の商標を1つの出願にまとめて出願することができる。 ウ 商標登録を受けようとする指定商品については,他の類似する商品に補正をする場合であっても,要旨変更であるとしてその補正は認められない。 エ すでに商標登録されている名称については,商標権者が申請を行う場合に限り,地理的表示の登録をすることができる。 |
41 2G16 |
040529 | ア〜エを比較して,著作権の存続期間に関する次の文章の空欄 (1) 〜 (3) に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。 著作権の存続期間は著作物の創作の時に始まり, (1) の死後70年を経過するまで存続する。無名又は変名の著作物の著作権の存続期間は,その著作物の (2) 後70年を経過するまで存続し,映画の著作物に係る著作権の存続期間は,その著作物の (3) 後70年を経過するまで存続する。 選択肢: ア 1 =著作者 2 =創作 3 =創作 イ 1 =著作者 2 =公表 3 =公表 ウ 1 =著作権者 2 =公表 3 =公表 エ 1 =著作権者 2 =創作 3 =創作 |
41 2G17 |
040530 | ア〜エを比較して,特許ライセンス契約における,独占禁止法上の不公正な取引方法に該当するおそれが低いものとして,最も適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア ライセンスを受けた者に対し,特許ライセンスに係る製品を販売する価格を制限すること イ ライセンスを受けた者が開発した改良発明について,ライセンスをした者に独占的な実施権の許諾をする義務を課すこと ウ ライセンスを受けた者に対し,特許ライセンスに係る製品を輸出し得る地域を制限すること エ ライセンスを受けた者に対し,ライセンス契約終了後に競合品を取り扱うことを禁止すること |
41 2G18 |
040531 | ア〜エを比較して,商標登録出願の審査,審判に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 商標権者から使用許諾を受けた通常使用権者が商標を不正に使用したことで商品の品質誤認を生じている場合には,何人も不正使用取消審判を請求することができる。 イ 商標登録出願については,商標登録出願後に,その内容が出願公開される。 ウ 商標登録出願については,出願日から12カ月以内に出願審査の請求をしないと,その出願は取り下げたものとみなされる。 エ 商標登録無効審判は,商標権の設定登録日から5年が経過しても,請求することができる場合がある。 |
41 2G19 |
040601 | ア〜エを比較して,著作者人格権について,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア プログラムの著作物の改変により,著作者の同一性保持権を侵害することはない。 イ 著作権が譲渡されても,それに伴って著作者人格権は譲渡されない。 ウ 著作権が譲渡された場合に,公表権を行使できない場合がある。 エ 共同著作物の著作者人格権は,著作者全員の合意によらなければ,行使することができない。 |
41 2G20 上へ |
040602 | ア〜エを比較して,特許の先行技術調査の必要性に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 先行する特許出願を確認しておくことにより,新しい研究開発のテーマの手がかりを見つけることができる場合がある。 イ 他社の先行技術調査をすることにより,当該他社の技術力,開発動向等を把握することができる場合がある。 ウ 先行技術調査をすることにより,自社で特許出願をする予定の発明が特許されるか否かについて正確に判断することができる。 エ 開発中の自社製品が他社の特許権を侵害していないかを事前に知ることにより,無用な紛争を回避することができる。 |
41 2G21 |
040603 | ア〜エを比較して,契約に関して,最も不適切と考えられるものはどれか。 選択肢: ア 売買契約において,売主が引き渡した物が契約の内容に適合しなかった場合,買主は売主に対して,補修・代替物の引渡し,不足分の引渡しによる履行の追完を請求することができる場合がある。 イ 契約の当事者の一方は,相手方がその債務の履行を提供するまでは,自己の債務の履行を拒むことができる場合がある。 ウ 相手方が売買契約を履行しない場合に契約を解除したときは,解除の効力は将来に向かってのみ発生する。 エ 相手方が契約内容を履行しない場合,不法行為に基づく損害賠償以外の損害賠償を請求することができる場合がある。 |
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